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修理実例

ダレスバッグの持ち手固定が完了しました(京都府長岡京市Z様)

京都府長岡京市Z様より、ダレスバッグの持ち手固定をご依頼いただきました。

BEFORE

今回は京都府長岡京市Z様からバッグの金具の交換のご依頼を頂きました。
ご依頼品は日本ではダレスバッグの名で親しまれているブリーフケースでございます。
実はこの「ダレスバッグ」と言う呼び名は日本独自のもので、アメリカ国務長官であったジョン・フォスター・ダレス氏にちなんでつけられたとのこと。
彼が終戦後に来日した際に、このようなバッグを携帯していたことから日本でも知られるようになり、ダレス氏が持っていたバッグ=ダレスバッグと呼ばれるようになったのだそう。
そんなダレスバッグの魅力は頑丈なつくりと開口部が口金で大きく開くという点でしょう。
これは他のバッグにはない特徴と言えます。
また、革のダレスバッグはその重厚な趣が格別で一生ものとなるバッグでございます。
今回のご依頼品はまさにそのようなお品です。
しっかりと作られたダレスバッグは使えば使うほど味わいが増してまいります。
アンティークな雰囲気が素敵で置いておくだけでも様になりますよね。
さて、こちらのバッグですが、一ヶ月ほど前に、ハンドルを固定している金具が破損してしまったとのことで修理のご相談をいただきました。
拝見させていただきましたところ、破損原因までは分からなかったのですが、部品交換でご対応させていただける部分でございました。
 

ダレスバッグの持ち手固定が完了しました(京都府長岡京市Z様)before

 

ダレスバッグの持ち手固定が完了しました(京都府長岡京市Z様)before02

AFTER

ついている受け側の金具を取り除き、新しい金具にお取り替えをさせていただきました。
新しい金具はネジ式のものになっておりますが特にご使用に影響はございません。
取り外すために必要な箇所を分解し、分解した金具周辺は手縫いで近い糸を使用して戻しております。
このようなハンドルを固定する金具は、長期間のご使用でガタついたり、腐食して破損しやすい場所でございます。
金具は修理可能な場合が多いのですが、物によって作りが異なりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
 

ダレスバッグの持ち手固定が完了しました(京都府長岡京市Z様)after

 

ダレスバッグの持ち手固定が完了しました(京都府長岡京市Z様)after02

 
Z様、この度はご依頼をいただきましてありがとうございました。
今後も末長くご愛用いただけますよう願っております。