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修理実例

マルエム松崎のスーツケースのキャスター交換が完了しました(愛知県名古屋市F様)

愛知県名古屋市F様より、マルエム松崎のスーツケースのキャスター交換をご依頼いただきました。

BEFORE

マルエムは1889年に、繊維問屋街として知られる日本橋馬喰町で誕生した老舗鞄メーカーです。
ブランドとしての派手さはない物の、細部まで工夫された使いやすい日本製バッグメーカーとして知られ、大手百貨店でも取り扱われておりました。
しかしながら、2010年に会社が倒産してしまった為、現在ではスーツケースのメーカー修理が受けられない状態となっております。
当店では百貨店からもマルエムのスーツケースの修理のご依頼をいただいております。

キャスターの素材が劣化しキャスター表面が欠損している状態です。

 

マルエム松崎のスーツケースのキャスター交換が完了しました(愛知県名古屋市F様)before

AFTER

今回はキャスター4個を交換をさせていただきました。

マルエムのスーツケースに関しましては、基本的にはタイヤのみの交換でご対応させていただいております。

土台から交換する必要がある場合には、通常の部品取り付け作業の他に補強作業をする必要がございますため別途追加料金を頂戴しております。

キャスターを土台から交換する際は、破損した部品を本体から取り外し、新しい物と交換します。
その際に、メーカー純正品とは多少規格が異なる部品を取り付ける為、取り付け穴の位置が微妙に変わります。

多くの場合は、スーツケースの底板にはいわゆるプラダンのような中空構造の素材や樹脂製の物が使用されています。
これらの場合は、割れにくい素材であるため土台を交換してもまず問題なく修理ができます。

しかしながら、こちらのスーツケースはベニヤ板にねじ受け金具を差し込んで固定してあり、それを外すだけでも2センチ四方ほどの範囲が弱くなってしまいます。
ただでさえ、ベニヤ板は繊維が走っている方向に割れやすい素材。
まして、古い取り付け穴のそのすぐ脇に新しい穴をあけるとなりますと、強度が非常に怪しくなります。

その為、このスーツケースの場合は、底板を補強してあげることで修理が可能になります。

ただ、費用が余分にかかりますので、ご使用に影響のない損傷に関しましてはタイヤのみの交換をおすすめ致しております。

マルエムのスーツケースの修理に関しましてご不明点などございましたらお気軽にお問合せ下さいませ。

 

マルエム松崎のスーツケースのキャスター交換が完了しました(愛知県名古屋市F様)after

 

F様、この度は修理をご依頼いただきまして誠にありがとうございます。