BURBERRY(バーバリー)のバッグのパイピング交換が完了しました(愛知県名古屋市S様)
愛知県名古屋市S様より、BURBERRY(バーバリー)のバッグのパイピング交換をご依頼いただきました。
BEFORE
今回のご依頼品は、パイピング部分が一部破れていて、その中のパイピングの芯が折れてしまっている状態でございました。
パイピング部分のみ合皮で作られていました。
Burberry(バーバリー)は、
イギリスのハンプシャーでトーマスバーバリーによって、
ギャバジンと言われる耐久性、防水性に優れた新素材を発明し、
特許を取得し製造権を独占しました。
トレンチコートは有名です。
そして、コートの裏地として使用されていたデザインを、
バーバリーチェックとして宣伝し一大ブームを起こしています。
傘の生地として今もよく見かけます。
日本では1915年から丸善がレインコートを輸入開始しました。
重厚なイメージと高価だったため、
1996年頃からは、20歳のオードリー・ヘプバーンやジャクリーンケネディをイメージして女性向けにブルーレーベルを展開、
安室奈美恵さんが愛用したことなどもあり、大ブレイクいたしました。
誰もが一度は目にしたことがある、イギリスを代表するファッションブランドの1つです。
ご依頼品は、パイピングの破れていた部分のみの補修も可能でしたが、
ご依頼主様のご希望により、
パイピング部分1周の交換をさせていただきました。
AFTER
まずは、ご依頼品のパイピング部分の色に最も近い色をお探ししました。
バッグの方は、一度、パイピングを交換する側を全て、丁寧に分解いたしました。
ご依頼品では、パイピングのつなぎ目は1カ所だけでございましたが、
ご用意した新しい皮革の長さでは、少し足りませんでしたので、そこは、目立たない部分で2カ所の繋ぎ目をお作りさせていただきました。
熟練の職人の技により、美しいパイピング仕上げが出来上がりました。
このようにリペアスタジオでは、
大切にご使用されていたバッグ類を、なんとか再び蘇らせることは出来ないものかと、スタッフ一同、ご依頼主様のご要望をお伺いして、可能な限りイメージ通りのお直しをさせていただきたいと考えております。
もう限界だ。と、あきらめてしまう前に、一度、ご連絡ください。
熟練の職人が、いろいろなご提案をさせていただきます。
お待ちしております。
S様、この度は修理をご依頼いただきまして誠にありがとうございます。