LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)ポパンクール・ロン ショルダーバッグの引き手2カ所作成交換が完了しました。(愛知県名古屋市Ａ様)
愛知県名古屋市Ａ様より、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)ポパンクール・ロン ショルダーバッグの引き手2カ所作成交換をご依頼いただきました。
BEFORE
今回のご依頼品は、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のポパンクール・ロン ショルダーバッグでございます。 デザインはとても可愛いらしく、スタイリッシュで非常に使い勝手の良い機能的なバッグで、 ヌメ革と時代とともにデザインの変更を繰り返しながら、 今も幅広く浸透している、モノグラムキャンバスを使った、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)定番素材のアイテムでございます。 ポパンクール・ロンとは、ポパンクールのショルダーバッグ版を意味しております。 今回のご依頼品は、このポパンクール・ロンの引き手の皮革の幅がほんの5ミリほどで、 とても繊細な作りのため、ちぎれてしまっていました。 この引き手の先にぶら下がっています飾り玉の金具は、極々小さなネジで固定されており、 そのネジの取り外しができましたため、再利用が可能でございました。 左右のバランス調整と、今後、安心してご使用できることも考慮した上で、 2カ所とも新しくお作りすることになりました。
AFTER
金具の真ん中の溝は、5ミリ幅に細く裁断した革の中央に来るように、ネジ念と言う道具を使って引いています。 ステッチ部分は元のオリジナルに忠実に黄色の糸で縫製しております。 ヌメ革の断面(コバ部分)に関しましては、 LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のコバの部分の色を参考にして調合いたしました塗料を使い、 熟練の職人が慎重に塗装いたしました。 今回のLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のポパンクール・ロン ショルダーバッグは、 お客様が大切に保管していたようで、全体的にヌメ革部分の経年変色が未だあまり進んでいませんでした。 そのため、修理箇所が全体に馴染むように 当店にご用意のあるヌメ革の中からできるだけ紫外線による変化が進んでいない 明るいヌメ革を選んで使用させていただきました。 新しく作成交換し再び美しくなりましたので、お手元に戻りました時からまた、末永く気持ち良くご使用していただけると思います。
LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のバッグは、
デザイン展開がとても豊富で流行に敏感な女性や、
ファッションを愛する人々からの支持があり、ファンもたくさんの人気商品でございます。
今回のポパンクール・ロン ショルダーバッグのように、
引き手の先の綺麗な飾り玉にはLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のロゴマークとモノグラムの柄が入っていますので、
再利用できるネジ固定になっているものは、
皮革を新しくしても元のオリジナルのデザインを損なう事なくお直しが出来ます。
なかなか普段目に止まる部分ではございませんが、
隠れているところにも、永くご使用いただくための、作り手の配慮が伺えるバッグだと思います。
伝統的なLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の定番の１つと言えるのではないでしょうか。
このようにリペアスタジオでは、 ご依頼主様のご要望をお伺いして、
可能な限りイメージ通りのお直しをさせていただきたいと考えております。
熟練の職人が、丁寧に、アドバイス、ご提案をさせていただきますのでご安心ください。
長年、ご使用されていたお品だから…
と、諦めてしまう前に一度、お問い合わせくだされば、
なんとか蘇らせることは出来ないものかと、
スタッフ一同、慎重にお取り扱いさせていただきます。 ご相談、お待ちしております。
愛知県名古屋市Ａ様 このたびはご依頼品のLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)ポパンクール・ロン ショルダーバッグをお預かりし、 お直しさせていただきました。 誠にありがとうございました。
- Category：かばん修理
- Brand：Louis Vuitton
- 修理内容：引き手修理 革パーツ交換