今回のご依頼品は持ち手の革が擦りきれ革の表面が剥げてしまっている状態でございました。
こちらは持ち手の素材そのものがあまり芳しい状態ではございませんでしたので、修理をご希望されるのであれば、持ち手のお作り直しでご対応させていただきます。

持ち手の種類にもよりますが、革の素材自体に傷みが少なく、塗料の色褪せ等が原因のダメージであれば色補修などで外観が改善される場合もございます。

今回のお品に関しましては、新しい革を使用し、あらたに持ち手を作成させていただくことになりました。

出来るだけ近い色の革を使用し、新しい持ち手を作成致しました。

元の持ち手から型紙を取りできるだけオリジナル品に忠実に仕上げております。

コバの仕上げは国内鞄メーカーでも使用しているもので、近い色を調合して使用させていただきました。

持ち手を固定しておりますカシメは同じものがご用意できないため、近い色、サイズの物をお取り付けさせていただきました。

今回のご依頼品でもある定番のオロビアンコのバッグはシンプルですが、モデルによって微妙にディテールが異なっております。

特に持ち手のデザインはシーズンによっても少しずつ変わりますが、当店では有り難いことに非常に多くの修理のご依頼をいただいておりますので、どのようなタイプの持ち手でもご対応させていただきます。

今回のご依頼品のように金具の取り替えが必要になる場合に関しましては事前にご案内させていただいておりますのでご安心下さいませ。
また、万が一修理が難しい状況でございましたら、代替え案なども含めてより良い方法をお伝えさせていただいております。

修理をご検討されているお客様は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。